
マッチングサイトは公安委員会の規制が厳しいため、法律にはきちんと従って運営されているサイトがほとんどです。
年齢確認にしても身分証明書の確認が必要だし、悪人が入り込むスキはないように思えるかもしれません。
でも、どんなに厳しいところにも抜け穴はあるものです。トラブルのタネを知っておくことは、危険を察して回避することができるので、ぜひ知っておいてほしいです。
利用者が犯罪に巻き込まれる恐れのあるケースに、美人局があります。「びじんきょく」ではなく「つつもたせ」といいます。
美人局は、中国の元の時代からあった言葉らしいですが、故事はさておき、どんな意味かというと、夫婦や内縁の男女が共謀して、女が他の男と密通し、それを言いがかりとしてその男から金銭などをゆすり取ることをいいます。
出会い系で言えば、ある女性と知り合ってすぐにホテルに誘われた。意気揚々とホテルの部屋に入ってことを始めようとすると、突然、強面の男が出てきて「俺の女に何をする。家族にバラされたくなければ50万円だせ。」と脅されたというような手口です。
きちんとした出会い系サイトを使っていれば、美人局に出会う確率はとても低いはずですが、稀に遭遇することがあるかもしれません。
全部がそうだとはいいませんが、こういうケースには注意しましょう。
積極的すぎる女性

今日これから会える? 家に来ませんか? すぐにエッチしたいの とかいうメッセージが届いたら、まずは疑ってかかりましょう。
多くの場合は、悪質なサイトへのリンクだったり(スパムメール)、サイトを開いた途端に課金されましたという金銭を要求するメッセージが出るサイトだったりします。
でも中には、ちゃんと本人と連絡が取れて会うことができる場合があります。本当にエッチできるかもと思って出かけていくと、美人局だったという場合があります。
うますぎる話には乗らないことです。出会い系で、女性側もエッチしてもいいわと思っていたとしても、普通は、会って、おしゃべりして、清潔感があるか、暴力をふるったりしない男かどうか確かめ、話がある程度弾んでからホテルへと手順を踏むものです。
出会ってすぐにホテルに誘う女性は、まともな女性とは言えません。何か魂胆があるとみて、適当な話をして別れましょう。
密室で美人局の被害にあうと、よほど腕力に自信がある人でなければ、脅迫に負けて金銭を払う羽目になります。高い勉強をしたと割り切るか、警察に届けるかです。
ただし、何度も繰り返し金銭を要求してくる場合は、必ず警察に届けましょう。
未成年の女性

出会い系は、18歳未満は登録できません。18歳であっても高校生はダメというサイトが普通です。
18歳、19歳の大学生、OL、フリーターなどは、出会い系サイト規制法でいう児童ではないから、交際してエッチすることも可能です。
そして、性行為が終わったあとで、「未成年」ということをネタにして、嫌がっているのに性交したから警察に言うとか、お前の家に行こうかとか言って脅すヤカラが付いている可能性があります。美人局の亜種です。
未成年者と性行為をしたという後ろめたさから、話術に乗って金銭を払うと、何度でもしつこく要求されることになります。
こいういう被害にあったら、ちゅうちょすることなく、警察に相談しましょう。未成年者と性行為をしたということと、脅されて金銭を取られたということは、別の話なのですから。
援交は違法です

援助交際を求めるメッセージは多いです。援助交際は、金銭を渡して性行為をする暗黙の約束なので、売春防止法に抵触する可能性があります。
相手が未成年者の場合は、親が警察に届けて逮捕されることにもなりかねません。買春は犯罪ですから。
また、年齢に関わりなく相手が成人であっても、援交をネタにゆすられるという美人局の亜種となる可能性が大きいです。
未成年、援助交際、すぐにエッチできる、こういうキーワードに男は弱いのですが、犯罪に巻き込まれないために、自分自身が犯罪者とならないためにも、ここで書いたことに注意してください。
美人局にゆすられないために
こんな可愛い子がエッチしようと言っていると、のぼせ上がってはいけません。向こうはお金が目当てなだけです。
ゆする方も相手を見て仕掛けてきます。見るからに風采の上がらないお金のなさそうな人には声をかけたりしません。
個人情報をむやみに言わないこと
男はつい自慢したくなるものです。どこどこの(高級)マンションに住んでいるとか、車は何という高級外車を持っているとか、何という会社の部長なんだとか、自慢話をしないことが大事です。
こういう自慢話から、いくらまでなら出せる相手かとか、スキャンダルに弱い相手だとか、金額に応じた行動を設定します。向こうはゆすりのプロなのです。
どんなに仲良くなった女性にでも、本名、住所、会社名を漏らしたり、免許証を見せたり、キャッシュカードやクレジットカードを見せたりしないように注意しましょう。
住所・氏名が特定できると、美人局や詐欺などのターゲットになる危険が大きく膨らみます。
危ない行動はしないこと
見るからに危険そうな相手は見て分かりますが、一見、問題なさそうな相手が実は美人局だったということがあるから怖いのです。
そこそこの美人が、向こうからいきなり積極的に「会いませんか」とか「ホテルに行きませんか」とか、さりげなくにでも言い出すのは怪しいと思いましょう。
年齢は本当に大丈夫ですか。
お金を渡したりしていませんか。
少しでも変だなと思ったら会わないことが大事です。もし会ったとしても、おかしいと感じたら別れて帰りましょう。お腹が痛いとでも言ってトイレに行くふりをして逃げ出せばいいだけです。
出会いを安全に楽しむためにも、危ない行動はしないことが大事です。
美人局にあったら勇気を持って通報する
今の優良な出会い系サイトなら、今まで書いたような美人局や、その亜種であるゆすりなどに遭遇することはほとんどありません。
サイト運営者の方も厳重に管理していますし、悪人が入り込む隙間がないように運営されているものです。
でも、絶対に大丈夫かといえば、常に落とし穴は潜んでいると考えてください。入り込む隙間がないように見えても、脆弱な箇所は必ずあるものです。
万一、脅されて金銭を要求されたら、逃げられる場合は逃げましょう。通報できる場合は警察に通報しましょう。脅迫に負けて金銭を支払ってしまったら、それでも警察に通報しましょう。
支払った金銭が帰ってくる可能性はほぼありませんが、通報しないと脅迫はいつまでも続きます。一度支払って終わりということはありません。これを防ぐためにも通報は必要です。
出会い系を使って女性と性行為をしたことと、それをネタに脅迫を受けていることとは全然別の問題ですから遠慮は不要です。
どのみち会社に知れたら、それ相応の処分はあるかもしれませんが、莫大な金銭要求と暴行で怪我などを負わされる方がよほど危険です。
こういう事態に巻き込まれないためにも、おかしいと思ったらやめるということを徹底しましょう。
安心度が高いマッチングサイト
優良サイトは、厳重な年齢確認や24時間体制で不審な投稿を見張っていて、不適当な投稿の削除や会員登録の抹消を行っています。このようなサイトなら、まず被害にあうことはないと思われます。
ダイレクトメールでよく来る、「これからエッチしましょう」メールのようなものにホイホイと乗らない限りは、ふつうは大丈夫です。
ただ、おいしい話に潜む落とし穴は、知識として知っておくことで回避できるはずなので、無駄ではありません。
近年の出会い系サイトは、個人情報の管理がしっかりしていて、法律に違反しないようクリーンな運営がなされているので、本当に出会いを求めている人にとって使いやすいサイトになってきています。
怪しげなサイトは避けること。次のような大手企業が運営している出会い系サイトを利用することで、リスクが軽減されます。
ハッピーメール
会員登録は無料でできます。
登録後に、年齢または生年月日等の証明書を提示(画像送信可)をします。クレジットカードならすぐに年齢確認が可能です。
18歳以上でも高校生の登録はできません。
男性は入会時に年齢確認すると初回から+100P、さらにメアド登録で+20Pもらえます。
⇒ ハッピーメール
ワクワクメール
会員数が750万人を突破(公式サイトより)
2001年に運用を開始した老舗です。
安心安全への取り組みもしっかり行っています。
17年の実績は、十分に信用できますね。
お試し掲示板が有るので会員を検索してみることができます。これはぜひやってみてください。
登録料、月会費、退会料などは一切不要。
ポイントが必要なコーナーのみ、ポイントを購入する必要があります。
(最初に無料お試しポイントが最大120P付いている。)
Pairs (ペアーズ)
運営会社は株式会社エウレカ
2009年よりマッチングサイトを運営。
累計会員数800万人(公式サイトより)
遊び系より恋人を探したい人向けです。
検索機能が豊富なので理想のお相手が見つかりやすいかも。
平均4カ月で恋人ができる(公式サイトより)
セキュリティーもしっかりしています。
⇒ Pairs(R18)
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